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崖っぷちメッツの主砲を目覚めさせた34センチからの3ラン 悪球打ちで王手ドジャースから先取点

スポーツ報知 2024年10月19日 7時8分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦 メッツ―ドジャース(18日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、3勝1敗で突破に王手をかけたリーグ優勝決定シリーズ第5戦、敵地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の1打席目に右前安打を放ち、2回2死二塁の2打席目は四球を選んで出塁したが、ともに得点にはつながらなかった。

 ドジャースは初回に大谷、ベッツの連打で無死二、三塁のチャンスを作ったが後続が倒れて先取点は奪えず。すると1回裏に先発・フラーティがアロンソに3ランを浴びて先取点を献上した。3点を追う2回2死一、三塁の大谷の2打席目では、初球が暴投となって三塁走者のE・ヘルナンデスが生還。2点差となって2死二塁となって四球を選んだが、続くベッツが一邪飛に倒れた。

 メッツの先取点をたたき出したアロンソは、今シリーズで打点、本塁打なしと状態はよくなかったが、崖っぷちに立たされた一戦で通算226本塁打の意地を見せた。捉えたボールは、見逃せばボール球の低めのスライダー。MLB公式のサラ・ラングス記者は「X」(旧ツイッター)に「この投球は地面からの高さが1・12フィート(約34センチ)だった。これはアロンソのレギュラーシーズンを含めた本塁打の中で2番目に低いボールだった。データ統計を取り始めた2008年以降のポストシーズンのホームランでは、15年ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦のダニエル・マーフィー(メッツ)の1・06フィート(約32センチ)に次ぐ低さだ」と投稿した。

 不調に嘆いていた主砲だが、低めの悪球をすくい上げるようにして中堅右に運び、チームに大きな3点の先取点をもたらした。

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