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山川豊、肺がん診断からの1年は「最高の年」 一時は活動休止も4月に復帰「仕事をしているのがうれしい」

スポーツ報知 2024年10月19日 20時0分

 歌手の山川豊が19日、都内で「山川豊 Birthday Dinner Show」を開催した。

 15日に66歳の誕生日を迎えたことを記念したコンサート。1月に肺がんであることを公表して以来、初めてとなるワンマンステージに山川は「今日は久しぶりにファンの皆さんのお顔を見ながら歌を聴いていただける」と喜んだ。

 実兄の歌手・鳥羽一郎を歌った「兄貴」(2日リリース)など全15曲を熱唱。がんを抱えているとは思えない力強い歌唱姿を見せつけた。

 山川は昨年10月にステージ4の肺がんが発覚。今年1月に公表し、活動を休止した。その後、4月に復帰。治療と並行しながらステージにも立ち続けている。

 現在の体調について「万全とは言えませんけど、歌を歌えるまで回復しました。薬の副作用もありますけど日常に差し支えのないレベルです」と説明。副作用については「出たり出なかったり。ちょっと楽になってきたなと思ったら口内炎が3つ4つできる。でも、がんになった人の話を聞いていると僕はまだ楽な方です」と明かした。

 がんの診断を受けた当時について「兄の鳥羽一郎に電話して『葬式はこうしてくれ、墓はこうしてくれ』と言ってたんです」と死を覚悟したことを告白。しかし、「『バカ野郎!』と。『どんなことをしても治せ』と言われました」と振り返った。

 現在は通院しながら「タグリッソ」と呼ばれる薬を飲み続けており「がんと共存しながら頑張っている状況。今は薬が効いている」と顔色も良好。「腕立てからスクワットから、時には走ってますよ。お薬と運動は必要。前向きに行かないとダメですね」と自らに言い聞かせた。

 66歳を迎えた心境について「がんになってから年をとることがこんなうれしいことはないですね」としみじみ。この1年を「ステージ4って言われたときは治療で終わると思ってましたから、こうして歌を歌えて最高の年だった」と表現した上で「仕事をいっぱいしているのがうれしい。来年も皆さんの前でお話ができるように」と再会を誓った。

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