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【オリックス】岸田護新監督に佐藤、斎藤ら「チルドレン志願」続出 「みんな競争して勝ち取ってほしい」

スポーツ報知 2024年10月20日 5時0分

 オリックス・岸田護新監督(43)に「チルドレン志願」が続出した。18日に続き、19日に予定されていたフェニックス・リーグの楽天戦(生目第二)もグラウンド不良で中止。初采配はまたお預けとなったが、新指揮官を喜ばせるアピール合戦が展開されそうだ。

 「マモさんには付きっきりでずっと、やっていただいた。監督になった以上、時間をかけていただいた分は返さないといけない」と真っ先に恩返しを約束したのは佐藤だ。育成出身の5年目左腕。今年6月8日に支配下登録され、翌9日の巨人戦(東京D)でプロ初登板初勝利をマークした。

 デビューの3日前に1軍担当となったのが、当時の岸田投手コーチ。「お客さんは真っ向勝負を見に来てるんやぞ」と逃げない心も教わった。この日もブルペンで投球動作について助言された。

 高卒2年目の斎藤も負けじとアピールした。今季はプロ初勝利を含む2勝を挙げ、11月中旬からのオーストラリア・ウィンターリーグにも派遣が見込まれる。「(岸田監督から)小さくなっている、とよく言われてきた。強気で真っすぐを真ん中に投げられるように」とさっそく、20日のDeNA戦(SOKKEN)へ目標設定した。

 「みんなに期待している。みんな競争して勝ち取ってほしい」と全員へ発信した青年監督。激しい競争による、うれしい悩みは大歓迎だ。(長田 亨)

 〇…オリックス・岸田新監督の初采配が、2日連続でグラウンド不良によってお預けとなった。この日は午前10時半に中止が発表。「こればっかりは仕方ないですね」と投手陣に加え、室内で野手の打撃練習も見守った。20日のDeNA戦で仕切り直し。「(野手は)みんな技術は持って入ってきている。そこはコーチの方々に任せたら、絶対に間違いない。どんな性格か、どこが長所なのか。全体を見て勉強していきたい」と個々の把握に懸命な様子だった。

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