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【ソフトバンク】モイネロ、日本SでDHなしセ本拠地での登板を熱望 実はスイッチヒッター

スポーツ報知 2024年10月20日 5時0分

 ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が19日、日本シリーズでDH制が採用されないセ本拠地での登板を熱望した。17日のCS最終Sで6回2失点と日本ハム打線を封じたキューバ人助っ人は「可能なら打席に立ちたいね」ときっぱり。順当ならセ本拠地で行われる27日の第2戦で先発見込みで、願いがかなう可能性は高そうだ。

 登録上は左投左打だが、実はスイッチヒッター。打撃には自信を持っている。今季のベストゲームを「ヨコハマさ。ギータのヘルメットを借りて初安打を打てたからね」と右腕・宮城の150キロ直球を左前にはじき返した6月7日のDeNA戦を挙げた。これがプロで打席に立った唯一の試合で、通算4打数1安打3三振だ。

 ソフトバンクが前回出場した20年の日本シリーズ(対巨人)は、同年に交流戦が開催されなかったため「投手を打席に立たせるのは負担」とコロナ特例として全試合でDH制が採用された。昨季まで救援投手だったモイネロは、17~19年のセ本拠地でも打席に立っていない。奈良原ヘッドコーチは「先のことだからね。まだ何も考えてない」と話したが、最優秀防御率左腕が“二刀流”で頂上決戦を席巻する。(田中 昌宏)

 〇…小久保監督が投手陣の調整に頭を抱えた。CS最終Sを3連勝で突破したため、4戦目以降に先発予定だった石川、大津や、救援の津森、前田純らは出番なし。日本シリーズに向けてフェニックス・リーグで調整させたかったが「(来週末まで宮崎の)天気が悪いみたい。行って投げられないのは最悪」と、みずほペイペイでの実戦形式練習で登板させるつもり。この日は、つかの間の休養日。強すぎるがゆえの悩みに悲鳴を上げていた。

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