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B2ベルテックス静岡がホーム開幕戦勝利…焼津市出身・増田啓介12得点「オレンジ色のアリーナを見て静岡のバスケの盛り上がりを実感」

スポーツ報知 2024年10月20日 7時0分

◆プロバスケットボール ▽りそなB2リーグ・第3節 ベルテックス静岡81―62鹿児島(19日、香陵アリーナ)

 ベルテックス静岡が鹿児島を81―62で下し、ホーム開幕戦を白星で飾った。5人が2ケタ得点をマークするなどバランスのいい攻撃と、第3クオーター(Q)を11点に抑えるなど強固なディフェンスで開幕4連勝中だった相手に快勝。連敗を2で止めて、通算成績を3勝2敗とした。20日も鹿児島と香陵アリーナで午後3時から対戦する。

 オレンジ一色のアリーナが沸いた。B2昇格2年目ベルテックス静岡が、ホーム開幕戦で4連勝中の鹿児島に19点差で撃破した。今季就任した森高大新ヘッドコーチ(HC、35)が試合後のインタビューで「最高です」と、勝利の雄たけびを上げて、2274人の観衆から大声援を浴びた。

 一度もリードを許すことがなく快勝劇。「相手を62失点に抑えられたことが大きい」と、指揮官がディフェンスの勝利を挙げた。特に、キーマンと注意していたアンソニー・ゲインズ・ジュニアを6点に封じた。リバウンド数でもベルテの45本に対し、鹿児島は27本と圧倒。「一週間準備したことを遂行してくれた」と、選手たちをたたえた。

 焼津市出身で今季加入した増田啓介(26)が12得点をマーク。チーム最初の得点となる3点シュートを決めて流れを引き寄せた。第3Qの3分過ぎには連続失点で4点差と迫られてからインサイドでゴールを奪うなど要所で得点を重ねた。

 川崎から移籍。「B1では外国人相手にマッチアップする機会が多かった」。この日も、外国籍の選手相手にも一歩も引かなかった。「今まで静岡でプレーしているという思いはなかったけど、オレンジ色のアリーナを見て、改めて静岡のバスケの盛り上がりを実感した」と、ホーム開幕でつかんだ1勝を喜んだ。

 2ケタ得点が5人。81点中約半分の40点が控え選手で奪うなど総合力でつかんだ白星だ。「最高」のゲームで連敗を2で止めたベルテが、ホーム連勝を狙って20日に鹿児島との第2戦に挑む。

(塩沢 武士)

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