１０月２０日の京都４Ｒ・２歳新馬（芝１６００メートル＝１７頭立て）は、１番人気のエリカエクスプレス（牝、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア）がＶ。勝ち時計は１分３４秒７（稍重）。近親に１７年の愛ダービー、英セントレジャーとＧ１を２勝したカプリがいる。
五分にスタートを切って鞍上が促すと、２ハロン進んだところで押し出されるようにハナに立った。前半４ハロン４６秒８の淀みない流れ。４角では早めに左手前に替えたり、直線でもフワフワしていたが、ノーステッキで後続に２馬身半差をつけて押し切った。
ルメール騎手は「スタートがとてもいい。逃げる形でも我慢できていた。直線も楽だったが、物見して外にもたれ気味だった。まだ子供っぽいね」と今後の成長に期待。杉山晴調教師は「ジョッキーも逃げたくなかったと言っていたけど、内枠を引いて仕方なかったです。ホントは内を見ながらきれいな競馬をさせたかったんですが、まずは勝ってくれて良かったです。エピファネイアの牝馬なので慎重にやっていきます」と次走の明言は避けた。