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ヤンキースは球団ワーストタイ15年ぶりワールドシリーズ…主将ジャッジは自身初の大舞台へ「この瞬間のために戦ってきた」

スポーツ報知 2024年10月20日 13時35分

◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦 ガーディアンズ2―5ヤンキース=延長10回=(19日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブ・フィールド)

 ヤンキースがガーディアンズに逆転勝ちし、4勝1敗で2009年以来41度目となるワールドシリーズ(25日=日本時間26日開幕)進出を決めた。2―2で迎えた延長10回にソトが2死一、二塁でカウント1―2から中越え決勝3ランを放った。

 ヤンキースは15年ぶりのア・リーグ王者。09年、松井秀喜らを擁して世界一になって以来だ。96年に記録した15年ぶりに並ぶ、球団ワーストのブランクになる。2016年にメジャーデビューしたジャッジにとっては、キャリア9年目で待望の初舞台になる。

 この「空白期間」14シーズンで地区優勝4度、ポストシーズン出場10度。だが伝統的に得意としてきたはずの10月で敗退が続いた。リーグ優勝決定シリーズには4度進出したが、ワールドシリーズ目前で敗退していた。ジャッジは「それを目指してシーズンを戦ってきたんだ。この瞬間のために戦ってきた。みんな、この瞬間をもう一度楽しもう。アメリカンリーグチャンピオンとして」と笑顔でインタビューにこたえた。

 0―2で迎えた6回。無死一、二塁のチャンスでジャッジが遊ゴロ併殺に倒れ、嫌なムードが流れた中、スタントンが一振りで試合の流れを変えた。2ストライクと追い込まれた後、3球ボールを選び、やや甘く入った外角低め82・6マイル(132・9キロ)のチェンジアップを仕留めた。左中間スタンドへ飛距離446フィート(約135・9メートル)の豪快なアーチをかけた。

 今シリーズ3戦目から3夜連続のアーチで、今ポストシーズン(PS)5号。PS通算16号本塁打で、15本で並んでいたジャッジとB・ルースを抜き、球団史上単独4位に躍り出た。

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