◆秋季高校野球東海大会▽準々決勝 常葉大菊川４―１中京（２０日・草薙球場）
常葉大菊川（静岡１位）は、中京（岐阜２位）に４―１の逆転勝利で初戦突破し、４強進出を果たした。来春センバツの東海地区の出場枠は３。２３年以来の春甲子園に大きく近づいた。
２年生エース左腕の大村昂輝が１失点完投。初回に得点を与えたが、「初球はボール球が多くなり、カウントを崩してしまっていた」とフォームを修正。スライダーを効果的に使って２回以降は無失点で投げ抜いた。
打っても活躍。０―１の３回には２死無走者から同点につながる口火打を中前に放った。一挙３得点で逆転した４回には、２死二塁から中前適時打で３点目となる追加点を挙げ、自らを援護。どちらも２死から勝負強さを見せた。
次戦２６日は、至学館（愛知１位）と準決勝で対戦する。勝てば来春センバツ出場が“当確”となる。「やることは変わらないので、しっかり準備していきたい」と気を引き締めていた。