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【高校野球】甲子園準Vの関東第一、帝京に3回戦で敗れる 3季連続出場は絶望的に

スポーツ報知 2024年10月20日 14時6分

◆秋季高校野球東京大会▽3回戦 関東第一2―3帝京(20日・駒沢球場)

 今夏甲子園準優勝の関東第一は、帝京に2―3で敗れた。0―3で迎えた8回から1点差まで追い上げを見せたものの及ばず。前年春、今夏に続く3季連続での甲子園出場は絶望的となった。

 関東第一は背番号1の左腕・坂本慎太郎(2年)が先発。3回まで3人で攻撃を終える好投を見せたが、4回2死二塁で本塁打を許し、先制点を献上した。打線は得点圏にランナーを置きながらも、帝京の先発右腕・村松秀心の直球に押されて1本が出ず。中軸は甲子園経験者の坂本、越後駿祐、石田暖瀬(ともに2年)で形成し、0―3の8回に、この日3安打の4番・越後から3連打で1点を返した。9回にも1点を追加し、なお2死三塁としたが、反撃はそこまで。坂本も変化球を巧みに使いながら5回2/3で被安打3と帝京打線を苦しめたが、4回に浴びた2ランが響いた。

 今夏の甲子園は決勝まで勝ち進み、10月上旬に行われた国民スポーツ大会にも出場。甲子園出場校の宿命ではあるが、練習試合等はなかなか組むことができず、新チームでの戦い方を見極める時間が思うようにない中、東東京屈指の強豪が早くも3回戦でぶつかった。敗退後の選手の目には、涙もあった。

 米沢貴光監督は、「1本出ていないという展開だった。よく(終盤)食らいついてくれた。やっぱり帝京さんは強い。悔しい思いをして、またチーム力になると思う。こういう場面で誰が打てるのか、一人一人の深いところも、僕がまだまだわかってない。制度を高めて、夏に向けてもう一度チームを作るしかない」と投手陣の底上げなどを課題に挙げながら、次への挑戦を見据えた。

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