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【高校野球】元巨人・山本功児、屋鋪要らの母校・三田学園が惜敗 最速142キロ右腕・熊野慎は1失点完投も「率直に悔しい」

スポーツ報知 2024年10月20日 17時27分

◆秋季近畿地区大会▽1回戦 市和歌山1―0三田学園(20日・ほっともっとフィールド神戸)

 来春センバツ(2025年3月18日開幕・甲子園)出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会の1回戦が行われ、三田学園(兵庫3位)が市和歌山(和歌山3位)に競り負けた。1991年以来、5度目の春聖地切符は遠のいた。

 元G戦士の山本功児や淡口憲治、屋鋪要らの母校。元近鉄の4番・羽田耕一や、2015年に39試合登板でヤクルトの優勝に貢献した徳山武陽、さらには俳優の渡哲也、渡瀬恒彦など、著名人を多数輩出する伝統校だ。しかし、打線が相手先発・土井源二郎(2年)を最後まで打ち崩せず、完封負けを喫した。

 投げては最速142キロ右腕・熊野慎(2年)が、土井に負けじと力投。6安打1失点完投と、自身初となる近畿大会の舞台で堂々たる投球を披露した。

 それでも、試合後には「スライダーがちょっと高く浮いた。率直に悔しい」と、8回2死三塁で許した右前への決勝打を反省。「振りが強かったし、ボール球はあまり振ってこないし、いいバッターがそろっていた」と、相手打者陣に脱帽した。

 「冬は(直球の)球速を5キロくらい上げて、変化球は精度を磨いていきたい。めちゃくちゃしんどい練習も、雰囲気良く、明るくやっていければ」と背番号1。そのうえで「絶対、甲子園に出られるように」と、同校初の夏切符へ闘志を燃やした。

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