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【大学野球】早大のルーキー・安田虎汰郎が宗山封じの2回完全「肘とか肩が飛んでもいいから、1球1球に心を込めて」

スポーツ報知 2024年10月20日 20時34分

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第6週第2日▽早大3―3明大=延長12回規定により引き分け=(20日・神宮)

 ともに勝ち点3同士の早大、明大の首位決戦第2ラウンドは、1万7000人の観衆が詰めかける中、4時間35分の死闘の末、延長12回ドローとなった。

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 早大はルーキーの安田虎汰郎=日大三=が延長11回から5番手救援。今秋ドラフト1位候補の明大・宗山塁(4年=広陵)を遊ゴロに封じるなど、代名詞の“魔球”チェンジアップを武器に2イニングを完全投球の熱投を見せた。

 渾身のガッツポーズを繰り出し「力と力、気持ちと気持ちのぶつかり合いだと思っていた。肘とか肩が飛んでもいいから、1球1球に心を込めて投げようとマウンドに立った」と充実の表情で汗をぬぐった。

 小宮山悟監督(59)も「投げたくてウズウズしていた」と孝行息子の熱投に笑顔。4時間35分の死闘に「本当に力のこもった、がっぷり組んだ試合。スタンドのお客さんも、野球の面白さを理解できたかなと思いました。反省点もたくさんある。明日に向けてしっかりと改善できるように」とナインをたたえ、勝負の3回戦を見据えた。(加藤 弘士)

 ◆安田 虎汰郎(やすだ・こたろう)2005年5月27日、千葉・鴨川市生まれ。19歳。小湊小2年で野球を始め、鴨川中では袖ケ浦リトルシニアに所属。日大三では2年秋からエース。3年夏の甲子園では1回戦の社戦で完封勝利。16強に進出。侍ジャパン高校日本代表に選出。好きな有名人は歌手の玉置浩二。特技は歴代内閣総理大臣の暗誦。趣味はアマ野球観戦。好きな投手は小山正明、村山実、稲尾和久。176センチ、77キロ。右投左打。

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