タレントで服飾評論家のピーコ（本名・杉浦克昭＝すぎうら・かつあき）さんが９月３日、敗血症による多臓器不全のため亡くなっていたことが２０日、分かった。７９歳だった。
都内の老舗アパレルメーカーで勤務していたが、テレビドラマの制作会社で働いていた一卵性双生児の弟で、後に映画評論家となった、おすぎに頼まれ衣装制作を手伝うようになったのがきっかけで芸能界から注目を集めるように。１９７５年に芸能界デビューすると、オネエキャラでありながら毒舌交じりの軽快な話術を持つ双子としてバラエティーやワイドショーに引っ張りだことなり、フジテレビ系「笑っていいとも！」では１１年間にわたってレギュラー出演した。
２０２１年には、体調を崩したおすぎと同居することをテレビ番組で告白。その後、ピーコが認知症を患ったおすぎを“老々介護”したが、ピーコも認知症とみられる症状が出始め、ともに高齢者施設に入所したことが週刊誌で報じられていた。