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北海が初の4連覇へ前進…J3八戸内定のMF井波勇太の弟・秀樹が先制点…サッカー全国高校選手権北海道大会 

スポーツ報知 2024年10月21日 7時18分

◆サッカー◇全国高校選手権北海道大会 ▽2回戦 北海3-0駒大苫小牧(20日・函館フットボールパークほか)

 2回戦8試合が行われ、初の4連覇を狙う北海は、J3八戸への来季加入が内定しているMF井波勇太(札幌大4年)の弟・秀樹(3年)が先制点を挙げるなどし、3―0で駒大苫小牧を下した。

 兄が果たせなかった全国選手権出場へ、北海・井波が一歩近付いた。道大会初戦の駒大苫小牧戦。前半10分に味方のPKのこぼれ球を押し込み先制点を挙げた。ここからの3得点で8強入りを決め「万が一に備えていたことが結果につながって良かった」と静かに喜びをかみ締めた。

 4歳上の兄・勇太が来季、J3八戸に加入する。サッカーを始めるきっかけとなった「大きな存在」の兄からは、試合前にLINEで「いつも通りに」などとメッセージが届いた。リラックスはできたが「自分だけのプレーになってしまったので。修正して挑みたい」と反省は忘れなかった。

 兄は高3の選手権直前に左膝を骨折し、チームも準決勝で敗れている。井波は「まずはこのチームで全国に行きたい。結果として兄の分もとなればいい」。北海初の4連覇へ、21日のクラーク戦に必勝を期した。

 ○…札幌大谷は北海道栄に7-0。来季J3今治に加入するMF笹修大主将(3年)がチームをけん引した。2―0の前半30分に右へのスルーパスから3点目が生まれ、4分後にはCKを頭で合わせゴール。「連動した攻撃での得点という自分たちのスタイルを出せた」と納得の表情を見せた。4年ぶりの王座奪回へボランチとして初戦を7―0でものにし「無失点にこだわってやっていきたい」と攻守両面で存在感を示していく。

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