Infoseek 楽天

大谷翔平とジャッジ、本塁打王がWSで競演! 注目は大谷が史上4人目の快挙達成となるか

スポーツ報知 2024年10月21日 12時28分

 ドジャースが4年ぶりにナ・リーグ優勝に輝き、大谷翔平選手も念願のワールドシリーズ進出が決まった。

 日本人野手のレギュラーでワールドシリーズに出場するのは、2003年松井秀喜(ヤンキース)、2015年井口資仁(ホワイトソックス)、2007年松井稼頭央(ロッキーズ)、2008年岩村明憲(レイズ)、2009年松井秀喜(ヤンキース)、2014年青木宣親(ロイヤルズ)に次いで6人目(7度目)となった。

 

 このうちワールドシリーズの大舞台で本塁打を放ったのは松井秀喜が2003年マーリンズ相手に1本、MVPとなった2009年フィリーズ戦で3本。あとは誰も打っておらず大谷には2人目の期待がかかる。

 

 大谷は今年のオールスター戦でも本塁打を放ち、ポストシーズンに入っても地区シリーズ1本、優勝決定シリーズでも2本打っており、ワールドシリーズもなら、出場すべてのシリーズに打つことになる。

 

 米大リーグで地区シリーズが始まった1995年以降、オールスター戦で打ち、ポストシーズンの出場シリーズすべてで打った選手は少ない。1997年S・アロマー(インディアンス)、2002年B・ボンズ(ジャイアンツ)、2004年D・オルティス(レッドソックス)の3人しかいないだけに、是非、達成して欲しいところだ。

 

 ア・リーグではヤンキースが15年ぶりのリーグ優勝したことで、アーロン・ジャッジとワールドシリーズで本塁打王同士の競演となる。過去、そんな例は、68年ぶり6回目。詳細は以下。(◎印がチーム勝利)

 

1921年 B・ルース(ヤンキース)―◎J・ケリー(ジャイアンツ)

1928年 ◎B・ルース(ヤンキース)―J・ボトムリー(カージナルス)

1936年 ◎L・ゲーリッグ(ヤンキース)―M・オット(ジャイアンツ)

1937年 ◎J・ディマジオ(ヤンキース)―M・オット(ジャイアンツ

1956年 ◎M・マントル(ヤンキース)―D・スナイダー(ドジャース)

 

 ア・リーグはすべてヤンキースからの本塁打王で、1921年以外はヤンキースが勝利。それを覆すかどうかもすべては大谷のバットに期待がかかる。

 蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)

この記事の関連ニュース