Infoseek 楽天

第105回スポーツ報知特選試写会に約280人が訪れる

スポーツ報知 2024年10月21日 19時4分

 「第105回スポーツ報知特選試写会」が21日、仙台市太白区のMOVIX仙台シアター5で開催され、約280人が訪れた。

 今回の作品は「アイミタガイ」(草野翔吾監督、11月1日より全国公開)で、2013年に刊行されたヒット小説が映画に生まれ変わった。題名を漢字にすると「相身互い」。誰かを想ってしたことは、巡り巡って見知らぬ誰かをも救い、やがて自分の元に返ってくるという意味だ。

 名古屋でウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)と、大阪を拠点に活動するカメラマンの叶海(藤間爽子)は中学時代からの親友。叶海はネガティブになりがちな梓をいつも応援してくれる。ところが、撮影でパプアニューギニアに旅立った叶海は、現地の事故で命を落としてしまう。

 娘の叶海を失った朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、四十九日を終えても遺品のスマホを解約できずにいたが、そこには叶海の死後に届いた新しいメッセージの存在を知らせる通知が溜まっていた。すべての差出人は梓だった。叶海の死を知らないかのような、他愛もないメッセージの数々に、朋子はつぶやく。「きっとこの子、全部わかってる。私たちと一緒で、まだ整理がついてないのよ」。

 見逃してしまいそうな微かな触れ合いがつながり、秘密の糸がほどけるとき、思いもよらない幸せの歯車が動き出す。

この記事の関連ニュース