Infoseek 楽天

なでしこジャパン 監督代行の佐々木則夫氏「センスが素晴らしい」初日から合流の内田篤人コーチを絶賛

スポーツ報知 2024年10月21日 20時19分

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は21日、千葉県内で韓国女子代表との国際親善試合(26日・国立)に向けて合宿をスタートさせた。初日の練習には初招集の三菱重工浦和のMF遠藤優ら国内組7人と、海外組はブライトンのMF清家貴子とフランクフルトのFW千葉玲海菜が合流し、合計9人が参加した。けがで不参加のFW土方麻椰に代わって追加招集となった広島のFW上野真実は室内で別調整を行った。

 今回臨時で務める元日本代表DFの内田篤人コーチも初日から練習に参加。約1時間ほどの練習の中で「集中して」「いいね!」などの声をかけ続けながら、終始笑顔で練習に取り組んだ。初日からチームに溶け込む姿に、今回監督代行を務める佐々木則夫女子委員長も「選手との距離とか、フレンドリーな雰囲気を醸し出すセンスが素晴らしい」と絶賛した。

 現役時は鹿島、ドイツ1部シャルケなどで活躍し、日本代表として2度のW杯を含む通算74試合に出場した同コーチの存在感は絶大。佐々木女子委員長は「色々と経験の話も出来るだろうし、願ったり叶ったりです」と感謝すると「せっかく来てくれたので、(選手には)どんどん吸収しなさいと。様々なものを内田さんから発信してもらえれば」と選手に還元することを期待した。

 まだ海外組の多くが合流していないこともあり、この日は具体的な指導は行わず。しかし「コーチとして入ってくれてありがたいです」(DF石川璃音)「すごく明るい方で面白い」(FW千葉玲海菜)と選手からは歓迎の声が上がった。練習後内田コーチとボール回しを共にした千葉は「海外もそうですし、代表でも学べること多いと思うので、恥ずかしがらずにコミュニケーションを取れたらと思います」。内田コーチの現役時と同じポジションである右サイドバックを務めるDF遠藤優も「私自身ビルドアップが課題だと思っていて、敵に寄せられたときのパターンを何パターンか教えてもらいたいなとか、あとは攻撃参加しているときのリスク管理とか。代表が初めてなので代表でのモチベーションの作り方とか、気持ちの持って行き方とかも教わりたいです」と意欲を示した。

この記事の関連ニュース