ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はヤンキースとのワールドシリーズ第1戦を翌日に控えた24日(日本時間25日)、ドジャースタジアム内で行われた会見に出席して、大谷翔平投手(30)のワールドシリーズでの投手での登板について「可能性は全くない」と断言した。
昨年9月に18年10月以来2度目となる右肘の手術を受けた大谷。今季は打者に専念しながら、3月にキャッチボールを再開させ、8月からはブルペンで投球練習を行うなど投手のリハビリも並行して行ってきた。リハビリは順調に進み、ポストシーズンで勝ち進んだ場合には登板の可能性が0ではないことをロバーツ監督は示唆していたが、ワールドシリーズを控えて完全に否定する形となった。
キャッチボールなどの調整をポストシーズン中も続けている大谷だが、投げたいと首脳陣に伝えたことは「伝えたことはないですね」で明かした。かねて投手復帰のターゲットは来季に定めており、来年3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズ登板を、今後を目指していくことになりそうだ。