ヤクルトからドラフト１位指名を受けた愛知工大・中村優斗投手（２１）が２５日、ドジャース・大谷翔平投手（３０）との侍共闘を目標に掲げた。愛知・豊田市内の同大で小川淳司ＧＭ（６７）らから指名あいさつを受け「プロの世界で活躍して、もう一度日の丸を背負いたい」と意気込みを語った。
今年３月には大学生ながら侍ジャパンに選出された最速１６０キロ右腕。「（２３年の）ＷＢＣは見ていて感動した。その１年後に自分がトップチームでプレーしている姿を想像できていなかった」と当時を振り返る。貴重な経験を経て成長を遂げ、次なる野望も生まれた。「メジャーとプロ野球で違いますけど、同じユニホームを着てプレーできるかもしれない。そこを目指してやっていきたい」と大谷との“１６０キロコンビ”の結成を熱望した。
高津監督の「神宮で待ってます！」という直筆メッセージが入ったドラフト会議のパスを贈られ、プロになる実感も湧いてきた。「早く戦力になれるように頑張りたい」。日本を代表する投手へ、中村の挑戦が始まった。（臼井 恭香）