巨人から4位指名を受けた北星学園大付・石田充冴(じゅうざ)投手(18)が25日、地元での凱旋(がいせん)登板を誓った。
ドラフト会議から一夜明けたこの日は普段よりも30分ほど早く登校し、これまでお世話になった沼山健吾監督らにあいさつ。お礼回りを終えて教室に戻ると、クラスメートがクラッカーを鳴らして出迎え、「うれしかったです。何もおごることなく、今まで通り変わらずに愛される人になりたい」と気持ちを新たにした。
24日夜は50件ほどのメッセージが届き、同じ旭川北稜シニア出身の巨人・千葉隆広投手(19)からも「4位指名おめでとう」と祝福を受けた。先輩とも切磋琢磨(せっさたくま)し、まずは本拠地・東京ドームのマウンドを目指すことになるが、エスコンフィールドでの登板も目標に掲げている。「(リーガ)サマーキャンプで投げて、思い出に残っている場所。また投げたいなっていう思いはあります」。192センチの長身右腕は、し烈な競争を勝ち抜き、プロ野球選手としてエスコンのマウンドに帰ってくる。(島山 知房)