B2ベルテックス静岡は25日、第5節の熊本戦(26、27日)に向けて会場となる静岡市中央体育館で調整した。今季初の水曜開催となった23日の敵地・神戸戦で13得点と勝利に貢献した加納誠也主将(35)が、ホームでも輝きを放つ。
これまでのうっ憤を晴らした。昨季の先発から今季は控えに回って出番が減少。開幕から6試合無得点だった主将が、今季自身最長14分25秒のプレー時間でチーム最多3点シュート3発を沈めた。「限られた時間で仕事ができていなかったけど、少しは貢献できたかな」と、胸をなで下ろした。
背中でチームを引っ張る。試合に出たい欲を押し殺して、勝利だけに集中。選手への声かけ、ベンチの雰囲気を高めることに尽力しながら練習後には、若手に交じってシュートやダッシュを繰り返すなど試合への準備は怠らない。森高大ヘッドコーチ(35)は「チームにいい影響を与えてくれる。神戸戦は本領発揮してくれてうれしい」と、同期の活躍を喜んだ。
同じポジションのフィン・ディレイニー(29)が19日の鹿児島戦で負傷。神戸戦に続き、出場は微妙なだけに加納は「プレーでもチームを支えたい」と、キッパリ。今季初となる静岡市中央体育館の試合で主将が存在感を示す。
(塩沢 武士)