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J2清水・秋葉忠宏監督、高校先輩の川崎・鬼木達監督からの金言胸に「タイトルにこだわる」…27日栃木戦

スポーツ報知 2024年10月26日 6時45分

 J2清水エスパルスは25日、アウェー・栃木戦(27日)に向け三保で一部非公開調整した。勝てば自力で昇格が決定。秋葉忠宏監督(49)は市船橋高の先輩で、今季限りでの退任が発表されているJ1川崎の鬼木達監督(50)からの金言を胸にJ2制覇を目指す考えを明かした。また、12位の藤枝MYFCは26日、千葉と対戦(藤枝サ、午後2時)する。

 自然に声のトーンが上がった。練習開始前の円陣。清水・秋葉監督は「この先一つも負けられない。チャンピオンになる、タイトルにこだわる」と訴えた。残り3試合で首位・横浜FCとの勝ち点差は1。逆転Vに向け、あらためて闘魂注入した。

 前節の山形戦は10試合ぶりの黒星(1●2)を喫した。日頃から親交がある鬼木監督に連絡したところ、「やり続けないとタイトルは取れない。下を向くと終わる」と背中を押されたという。リーグ優勝4度を含め8季で7冠を達成した名将からの言葉はストンと胸に落ちた。「ハッとさせられた。有意義な時間で勉強になった」と感謝した。

 基本に返る 山形戦は17本ものシュートを放ちながら1得点。今週は徹底して低い弾道を意識させた。「枠の上に行ったら何も起こらない。基本に立ち返るのが大事」。栃木は18位に沈み、結果次第で降格が決まってしまう状況。死に物狂いで立ち向かってくることは間違いない。「意地、執念がどちらにあるか問われるゲーム。球際や走力で劣らない。そこの勝負になる」と語気を強めた。衆院選と同日に行われる今季最後のアウェー戦。秋葉エスパルスがJ1に“当選”し、公約通りJ2制覇へまい進する。(武藤 瑞基)

 FWルーカスブラガ(27)は5月のホーム・栃木戦(4〇1)で1得点しており、「間違いなく印象はいい」と自信を見せた。助っ人はここまでチーム2位の8得点。だが直近は6試合不発でチームも王手から2試合足踏みが続いている。「次の試合はボーダーライン。逃してはいけない」と、昇格弾に狙いを定めた。

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