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パイロットの父の操縦でWSへ 第3戦に先発するヤンキース右腕「父にとっても特別」「素晴らしい時間」

スポーツ報知 2024年10月27日 8時46分

◆米大リーグ ワールドシリーズ第2戦 ドジャース―ヤンキース(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ヤンキースのC・シュミット投手が28日(日本時間29日)のワールドシリーズ(WS)第3戦、本拠地・ドジャース戦に先発する。レギュラーシーズンでは16試合に登板し、5勝5敗、防御率2・85だった右腕は「本拠地でのWSの初戦に先発できるなんて、夢がかなった。ここまでの経験は見ていた夢よりもずっと素晴らしい」と力を込めた。

 父はパイロット。今回、本拠地・ニューヨークからロサンゼルスへの移動時に搭乗したチャーター機を操縦したのは父だった。「すごく特別な瞬間。以前にも父がうちのチームを乗せた飛行機を操縦したことがあるが、それは父にとってとても特別なこととなった。チームのみんなもスタッフたちもすごく喜んでいた。普段は見られないことなども見ることができて素晴らしい時間を過ごした。父は海軍のパイロットだったんだ。だから空のことをみんなにいろいろ説明していたよ。自分が乗っている飛行機のパイロットを個人的に知っていることで、みんないつもよりも少し安心感が増したって言っていた」と会見場を笑いに包んだ。

 シュミットは「小さな飛行機を父と一緒に操縦したことが何度かある。彼は自分の知識や技術を僕に教えたかったようだけど、僕は野球に夢中だった。でも2歳年上の兄が野球をやめてパイロットになって航空会社に就職した」と明かし、笑みを浮かべていた。

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