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横綱・照ノ富士、秋巡業最終日も相撲は取らず 境川巡業部長「かなり膝も腰も痛そうだけれど、責任は務めてくれている」

スポーツ報知 2024年10月27日 16時9分

 大相撲の秋巡業最終日が27日、岡山・倉敷市で行われた。横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)は相撲を取る稽古や取組の割には入らなかったものの、横綱土俵入りなどで会場を沸かせた。この日は付け人を通じて取材には応じなかった。

 照ノ富士は「糖尿病、両変形性膝関節症」で9月の秋場所を全休。1日から始まった秋巡業は初日から参加していたが、和歌山市で行われた20日の巡業から秋場所と同症状で一時離脱をしていた。それでも25日の岡山巡業から再び合流し、この日の最終日まで責務を全うした。境川巡業部長(元小結・両国)は「土俵入りだけでもしてもらうとね、お客さんもせっかく来てくれている。かなり膝も腰も痛そうだけれど、責任は務めてくれている。体にムチ打ちながらも、責任を果たそうというのは伝わってくる」と話した。

 また今巡業では相撲を取る稽古を行わなかったといい、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)への調整遅れが懸念されるが、「何とも言えない。福岡に入ってから、どれだけ仕上げられるからだから、本人しかわからないことだから」と横綱の復活を期待した。(大西 健太)

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