◆米大リーグ ワールドシリーズ第3戦 ヤンキース―ドジャース(28日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ドジャースのF・フリーマン内野手が28日(日本時間29日)、ワールドシリーズ第3戦、敵地・ヤンキース戦に「3番・一塁」で先発出場。初回に第1戦から3試合連発となる先制2ランを放った。
0―0の初回1死。左肩を亜脱臼しながら「1番・DH」で強行出場の大谷翔平投手を一塁に置き、ヤ軍先発右腕・シュミットの内角カットボールを右翼席まで運んだ。延長10回にWS史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打をマークして以降、勢いが止まらない。ブレーブス時代の21年から“5試合連発”だ。現時点で今WSのMVP最有力候補となっている。
フリーマンはシーズン終盤に右足首を捻挫しながら強行出場を続けていたが、ポストシーズンではメッツとのリーグ優勝決定シリーズまで大不振。同第4、6戦を欠場したが、WSまで4日間試合のなかった日で治療に専念し、見事な復活を遂げた。MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、WSでの5試合連発(年またぎ)は史上最多タイ記録。17、19年にかけて記録したアストロズのG・スプリンガー(現ブルージェイズ)に並んだ。