Infoseek 楽天

ドジャース3連勝で王手 主役のはずの大谷翔平&ジャッジはともにWS打率0割台と沈黙

スポーツ報知 2024年10月29日 12時51分

◆米大リーグ ワールドシリーズ第3戦 ヤンキース2―4ドジャース(28日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、ワールドシリーズ第3戦の敵地・ヤンキース戦に左肩亜脱臼を抱えながら「1番・指名打者」でフル出場し、3打数無安打ながら2四死球で2出塁し、チームの勝利に貢献した。ドジャースは初戦から3連勝で、20年以来4年ぶりのワールドチャンピオンへ向けて王手をかけた。

 大谷は26日(同27日)の本拠地での第2戦で、二盗を試みた際に左肩を負傷。精密検査のためチーム本隊とは別便で移動し、前日27日(同28日)も全体練習には参加せず個別メニューで調整。この日の試合前のセレモニーでグラウンドに出た際には、スタメン出場選手ではただ1人ジャケットを着て、左肩には黒いサポーターも見えた。試合では安打こそ出なかったが、初回先頭で四球を選んでフリーマンの先制2ランにつなげるなど2出塁。走塁時には左手でユニホームの胸部分をつかんで左肩を固定するようにするなど、万全でないことは明らかだったが、強行出場した。

 両軍ともに主役は沈黙し続けている。大谷は左肩の負傷もあって、ワールドシリーズではここまで11打数1安打の打率9分1厘と沈黙。日本人では09年松井秀喜氏(ヤンキース)以来15年ぶり2人目の本塁打も出ていない。そして、ヤンキースの主砲・ジャッジもここまでワールドシリーズは12打数1安打の打率8分3厘。7三振を喫するなど全く当たりは出ておらず、ポストシーズン全体でも43打数6安打の打率1割4分、2本塁打、6打点だ。

 ワールドシリーズ史上初めて両軍に50本塁打以上を放った54発の大谷、58発のジャッジと大砲対決にも注目が集まったが、ともにいまだ本塁打はなし。ややさみしいシリーズになっているが、ドジャースは3連勝で王手をかけた。

この記事の関連ニュース