オリックス・権田琉成投手が29日、大阪・舞洲の合宿所「青濤館」で契約更改交渉に臨み、現状維持の700万円でサインした。「1年間試合だったので大変な部分もあったが、学ぶことが多くていい1年だった」と振り返った。
ドラフト7位で入団した1年目の今季は、ファームで31試合に登板して防御率3・21の成績を残したが、1軍デビューは果たせなかった。同じ社会人卒のルーキー・古田島成龍ら、同世代のチームメートが活躍するなかで、「悔しい思いをした」と率直な気持ちを吐露。一方、「試合が多い中で、ケアの仕方(が勉強になった)」と、収穫も口にした。
今オフは、舞洲で自主トレを行う予定。「自分に足りないところは分かっている。投げる体力(の課題)を克服できるような、オフの過ごし方をしたい」と1軍デビューを目指す来季に向け、鍛錬の冬を過ごす。