◆米大リーグ ワールドシリーズ第4戦 ヤンキース11―4ドジャース(29日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、3勝無敗と王手をかけて迎えたワールドシリーズ第4戦の敵地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3試合ぶりの安打を放って4打数1安打だったが、チームは逆転負けを喫して3勝1敗となり、ワールドシリーズ制覇は第5戦以降に持ち越しとなった。
ドジャースは初回にフリーマンが右翼席へ先取点となる2ラン。4戦連発で、ブレーブス時代の21年第5戦からワールドシリーズでは史上最長を更新する6試合連続本塁打となった。チームの勝利にはつながらず、ワールドシリーズ制覇はお預けになったが「いうまでもないが、かなりクールなことだ。できればあしたも同じように出来ればいい。俺たちは大丈夫だ。あしたはやる。打てないことは長くは続かない。あしたはみんないいスイングをして、これまでと同じように打っていく」と前を向いた。
第5戦のヤンキースの先発は、昨季のサイ・ヤング賞右腕のコール。第1戦に続く2度目の対戦へ「彼に打ち勝てることを願う。対戦したばかりとはいえ、球界でベストな投手の1人だから簡単ではない。俺たちもすごく頑張らなければいけない」と、あと1勝に迫った頂点へ、気合を入れ直していた。