オリックス・森友哉捕手が30日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、現状維持の年俸4億円でサインした。来季が4年契約の3年目。「年俸がどうというより、もっと活躍しないと。4連覇を逃したし、まだまだ頑張らないといけない」と表情を引き締めた。今季は117試合の出場で打率2割8分1厘、9本塁打。46打点は西川と並ぶチームトップタイだが、いずれも移籍1年目の昨季を下回った。6月に右太もも、9月には左肩を痛めて離脱。「何もできなかった。イメージしていた1年間と全然違った」と笑顔はなかった。
中嶋前監督が指摘したチームの「慣れ」については「いい意味の慣れと悪い慣れと両方あったのかな。勝ちにこだわってやるのは変わらず頑張ってきたけど、一つ一つのプレーであったり、そういうところの慣れがダレに変わったみたいなところがあるのかな」と解釈。来季に向け「もっとチームを引っ張っていかなくては。背中で見せるのもですけど、いろんな人とコミュニケーションを取りながら隙のないチームの先頭に」と誓った。