オリックスは30日、大阪市内でドラフト6位で指名したNTT東日本・片山楽生投手に指名あいさつを行った。白樺学園(北海道)出身の最速151キロ右腕は「(昨年まで)3連覇されていて、投手が強力ですごい育っているチーム。早く上の舞台で活躍できるようにというのが、1年目の目標です」と意気込んだ。
22年の日本選手権で準優勝に輝くなど、全国レベルの大会で上位進出に貢献してきた。22年のU―23W杯、昨年のアジア選手権にも選出されるなど、日本代表としても活躍。前日(29日)の日本選手権1回戦(対マツゲン箕島)では6点リードの9回に登板し、1イニングを1安打無失点だった。
担当の岡崎スカウトは「球団としても先発を期待しています。変化球が多彩に投げられることと、あとマウンドさばき、フィールディングはプロでもトップクラスの速さ」と完成度の高さに太鼓判。「150キロをバンバン投げる投手ではないけど、低めに投げて打ち取る投手。金子千尋さんみたいなタイプかもしれないですね」と、かつてのエースを引き合いに出した。
名前の「楽生」はライクと読む。「もうそのまま楽しく生きるというのと、英語にしたらLIKE。好かれる人であってほしいということです。まだ誰とも同じ名前に出会ったことはないんで、いい名前を付けてもらった。(ファンにも)それで親しんでいただければと思います」。22歳のイケメンはファンに愛される選手になることを誓った。