中日の外野守備コーチに就任した平田良介氏が30日、名古屋市内の球団事務所で就任会見に臨んだ。引退後、初のコーチ就任に「現役生活17年、お世話になった球団に、またお世話になるのはすごく光栄。指導者をずっと夢見ていたので、貴重な機会をいただいて、感謝しています」と気を引き締めた。
平田氏は、大阪桐蔭高から2006年高校生ドラフト1位で中日入り。22年までの現役生活で通算1046安打、105本塁打を放って15年にはベストナインを受賞する一方、2018年にはゴールデングラブ賞も獲得した。その高い守備力を買われての抜てき。「中日の守備力はまだまだ物足りない。次の塁を与えないこと、打球への一歩目の速さ…改善されれば、投手陣としても、アウトが取りやすくなる。中日勢がゴールデン・グラブ賞を総なめするような2025年を送れたら」と、青写真を描いた。