24日のドラフト会議で広島から3位指名を受けた甲南大・岡本駿投手が30日、神戸市の同大学内で鞘師智也スカウトから指名あいさつを受けた。
指名後、しばらくの間は「ほんまにプロ野球選手になるんかな」と、実感が湧かなかったという右腕。だが、同スカウトと約15分の面談を行ったこの日は、「入団することが現実的に感じた。とてもやる気が出たし、これから頑張っていこうという気持ちになった」と覚悟をにじませた。
甲南大からは初となるNPB選手。「学校を歩いていたら『頑張って』と声を掛けられたりする。とても光栄なことだし、みなさんの期待を背負って戦いたい。まずは開幕1軍を目指して、将来的には10勝、15勝ができる投手になれれば」。186センチの長身から繰り出される最速149キロの直球を武器に、勝負の世界へと飛び込む。