独立リーグの九州アジアリーグに加盟する宮崎サンシャインズが、慶大・清原正吾内野手(22)の獲得に乗り出していることが30日、分かった。この日、慶大側へ正式に獲得の意思を伝えた。無限の可能性を秘めた逸材を巡る争奪戦は、8球団へと発展してきた。
宮崎サンシャインズは宮崎県を拠点に22年に設立され、23年からリーグ戦に参加。今季は10勝63敗3分けの勝率1割3分7厘に終わった。巻き返しへの起爆剤が必要とされており、慶大の4番を担う清原に興味を示すのは必然でもあった。
清原は24日のドラフト会議では指名なしに終わったが、その後は四国IL香川、四国IL徳島、オイシックス、くふうハヤテ、BC栃木、BC神奈川、BC山梨からもオファーが届く人気ぶりだ。8球団はいずれも1年でドラフト解禁になる。現在は11月9日からの早慶戦に向けて牙を研いでおり、野球継続の有無も含め、検討することになりそうだ。
◆清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年8月23日、東京都生まれ。22歳。慶応幼稚舎(小学校)3年から「オール麻布」で野球を始め、中学ではバレーボール部、慶応ではアメフト部でプレー。慶大入学後に野球に再チャレンジ。2年秋にリーグ戦デビュー。通算29試合で106打数24安打11打点。2本塁打。打率2割2分6厘。今春のリーグ戦で一塁手のベストナイン。186センチ、90キロ。右投右打。