広島からドラフト3位指名を受けた甲南大・岡本駿投手(22)が30日、同大学出身第1号のNPB選手としての活躍を誓った。「甲南初のプロは、すごく光栄なこと。みなさんの期待を背負ってる分、自分がなんとしても頑張りたい」と力を込めた。
神戸市内の同大学で、鞘師智也スカウト(44)から指名あいさつを受けた最速149キロ右腕。「入団することが現実的に感じてきた」と、徐々に沸き立つ実感に胸を躍らせた。直後には、A4サイズの用紙と向き合い、33パターンにも及ぶ自らのサインを“試作”。「どれも、なんか違うな」と残念ながら完成には至らなかったが、「愛される選手になりたい」と、早くもファンサービスへの意識の高さを行動で示した。
「まずは1年目で開幕1軍を目指し、将来的には10勝、15勝とできる投手になれれば」と岡本。「KONAN」の魂を胸に、勝負の世界へと飛び込む。(南部 俊太)