オリックス・森友哉捕手(29)が30日、もの言うリーダーになることを宣言した。大阪・舞洲の球団施設で、現状維持の年俸4億円で契約更改。4年契約3年目の来季に向け「もっとチームを引っ張らないと。背中で見せるのもですが、いろんな人とコミュニケーションを取り、隙のないチームの先頭に」と腹を決めた。
今季は打率2割8分1厘、9本塁打、46打点。全て移籍1年目の昨季を下回った。6月に右太もも、9月に左肩を痛めて離脱。4連覇を逃し「何もできなかった。何か変えないと。自分にもすごく責任がある」と悔やんだ。プレーで引っ張ることを意識してきたが「これから出てくる若い選手とも積極的に」と言葉でも鼓舞するスタイルに変身。オフの自主トレの仲間には、頓宮が加わることも明かした。
個人的には原点回帰。近年は新しい取り組みにも挑戦したが「原点に戻る。昔やったことを振り返り、大事に。高校時代、プロに入ってすぐの頃」と走り込みや練習量、体の使い方など“若返り”を誓った。(安藤 理)