女優の星野真里が30日、メディア評論家で編集者の荻上チキ氏がパーソナリティーをつとめるTBSラジオ「荻上チキ Session」に出演。難病であることを公表した9歳の長女について、今の思いを語った。
星野は、元アナウンサーで現在はTBS社員の高野貴裕と2011年に結婚し、15年7月に第1子となる長女を出産。今年、自身のインスタグラムで長女が難病「先天性ミオパチーの中心核ミオパチー」であることを公表し、星野と夫がともに社会福祉士の資格をとったことも明かした。
自身の子育てについて、「忘れているだけかもしれないんですけど、子どもができたことですごく大きなストレスを抱えたっていう経験、思い出はあまりなくて、それよりも楽しかったというか、生きがいをもらったというか、だからこそ、お仕事でも頑張れるというものをもらってきたなと今は思ってます」という星野。
「生まれてから、もしかしてこの子には何かがあるのかなと思った時から、インターネットとかでいろいろ情報を探すようになって、その中で、同じような状況ではないけれども、何かしらの障害を抱えて、それでも前向きに生きているご本人なり、ご家族なりの姿を見て、すごく励まされたんですよね」と明かし、「どんな状況でも私たちもきっと笑って生きていけるよね、みたいな。そんな思いにさせてもらったのが本当にありがたくて、なので当初から、逆に私たちもきっと誰かに対してそういうような温かい気持ち、強い気持ちを与えられるような存在になれるよね、なりたいよね、というような思いはずっとあって」と話した。
公表には「仕事柄、表に出ているのでイメージというものもついてしまって、そこはどういうタイミングで、どういう状況で、どういうふうに皆さんに知ってもらうのがいいかなあと悩んでいて、時間が過ぎていってしまったんですけど、最後は『エイヤー』っと。新たな一歩を踏み出すための、自分の鎧(よろい)というか、武器というか、何か資格がとりたいなあと探して、社会福祉士という資格に出会いました」と、夫婦で資格を目指した理由を説明した。