西武に育成4位で指名された星槎道都大・佐藤爽投手(21)が10月31日、北広島市内の同大で前田俊郎チーフスカウト(59)、水沢英樹スカウト(55)から指名あいさつを受けた。DH制のあるリーグで本塁打を放つなど打者としてのセンスも光るが、プロでは投手一本で勝負する。
1学年上に広島・滝田一希投手らがいた23年は、チーム内に左打者が少なかったこともあり、元プロ野球選手の二宮至監督から勧められて打者にも挑戦。野手に比べて練習量が少ない中、打者デビューした春季リーグ戦でいきなり本塁打を放つなど、非凡な才能を見せつけていた。
公式戦唯一のアーチを視察していた水沢スカウトは「打撃もセンスがある」と評価。一方、二刀流挑戦の可能性について問われると、「二刀流は日本ハムさんにお任せします。交流戦とか日本シリーズで打ってほしい」と期待していた。