ルヴァン杯決勝・名古屋―新潟(2日、国立)に迎えた試合前日の公式練習が1日、国立競技場で行われ、名古屋は20人の選手が出席。報道陣に冒頭15分間を公開し、最後の調整を行った。
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名古屋MF稲垣祥が21年大会Vの再現を誓った。3年前はC大阪との決勝(2〇0)で追加点を挙げるなどMVPを獲得。クラブに2010年のリーグ戦以来、11年ぶりのタイトルをもたらした。
「(MVPは)狙ってなれるものではないが、あれぐらいの活躍をすれば勝利に結びつく。自分が活躍することで勝利につながる。勝利に貢献できるようなプレーをしていきたい」と出場2大会連続のMVPも視野に入れた。
埼玉スタジアムで行われた21年大会の決勝は、新型コロナ感染拡大の影響もあって、観衆は1万7933人だった。
今大会は雨模様の予報となっているものの、チケット発券枚数は6万人を超えている。昨季決勝の浦和―福岡が記録したルヴァン杯史上最多入場者数(6万1683人)の更新も期待される。
稲垣は「この舞台でプレーできる選手が日本にどれだけいるのかを考えれば、こんなに幸せなことはない。感謝の気持ちを持って戦いたい。チームの中でも、今回メンバーに入れない選手がいる。そういう選手が、これまで練習で相手役として100%でプレーしてくれたからこそ、この舞台に立てていることを忘れず、彼らの分も戦いたい」と力を込めた。