巨人から育成ドラフト1位で指名を受けた富士大・坂本達也捕手が1日、岩手・花巻市内の同大で担当の円谷スカウト、織田スカウトの訪問を受けた。二塁送球は練習時に1・7秒台も記録するほどの強肩と、50メートル走6秒1の走力も併せ持つ“走れる捕手”は、「すぐにでも戦力としてという言葉をいただいたので、もっと頑張ろうと思いました。(目標は)まずは支配下登録。すぐにでも1軍に帯同できるような選手になりたい」と意気込んだ。
憧れは同じ育成選手から球界を代表する捕手となったソフトバンク・甲斐。好きな言葉は、故・野村克也さんが甲斐に贈った「功は人に譲れ」だという。「キャッチャーはポジション柄目立たないですが、陰の立役者になるという言葉なので大事にしています」。ノムさんから受け継がれる“金言”を胸に、プロの世界で成り上がる。