男女とも14歳以下、13歳以下、ダブルスの3種目に分かれ、年代別の日本一を争う大会が開幕した。ダブルスは準々決勝まで行われ、男子の立川凜(14)、川村侑輝(13)=ともに愛工大名電中=組が4強に入った。
立川、川村組が長い1日を戦い抜いた。準々決勝を終えたのは、この日行われた全試合で最後となる午後5時過ぎ。立川は3回戦でゲームカウント1―2から逆転するなど、初戦からの4試合を「苦しい試合が多かったけど、侑輝がしっかりこうしたいとか、意見を出してくれて救われた」と振り返った。1学年下の川村も「自分はとにかく立川さんに回して決めてもらうというふうにやってきた。それが試合に出て良かった」と胸をなで下ろした。
ペアを組み始めたのは今大会の県予選に合わせた6月頃から。川村が小学6年だった前回大会でも8強に入るなどダブルスで実績があり、立川は「組みやすくて、自分のやりたいことがうまくできている」と手応え。昨年は13歳以下シングルスで優勝している立川は「ダブルスもシングルスもいい結果を残せるようにしっかり準備して、明日に臨みたい」と2冠へ意欲。川村も「ダブルスだけじゃなくて、シングルスもベスト8以上に入れるように頑張ります」と表情を引き締めた。