ビデオリサーチは1日、日本時間10月26~31日にかけて放送され、大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)らを擁するドジャースがヤンキースを下し世界一となった米大リーグ・ワールドシリーズ(WS)の平均視聴人数および到達人数(4歳以上の視聴者が1分以上テレビをつけていた数の推計)を発表。フジテレビ系、NHKBSで生中継された計5試合のいずれかをリアルタイムで視聴した人数が5656万2000人にも上ったと明らかにした。
時差の関係で午前中の中継となったが、海の向こうの大谷らの熱戦を多くの日本人が見守った。地上波で生中継したフジテレビでは、日曜の放送となった第2戦は13・9%の高視聴率をマーク。世界一を決めた31日の第5戦は、平日にもかかわらず8・7%を記録した。同時間帯の前4週平均が2・3%であることから考えても驚異的な数字だ。瞬間最高視聴率はドジャースの優勝が決まった直後の午後0時52分に記録された13・0%だった。
フジは同日、午後7時台に第5戦の再放送を編成したが、こちらも8・2%を記録しており、ほぼ数字を落とさずに推移した。
連日の高視聴率に、フジテレビの局内では「おめでとうございます」「やりました」と喜びの声が聞かれたという。WSの放送中には、放送時間に局内で働いていた局員およびスタッフに数量限定でホットドッグが振る舞われ、“現地観戦”風の粋な演出も。局が一体となって応援ムードを高めていただけに、最高の結果に局員も沸いているようだった。(視聴率のデータはすべて世帯で、いずれも関東地区)