◆明治安田J1リーグ▽第35節 神戸2―0磐田(1日・ノエビアスタジアム神戸)
昨季王者の神戸が2―0で磐田を下し、暫定ながら5月以来の首位に立った。2位・広島とは勝ち点2差となった。
前半は磐田の元日本代表GK川島永嗣の好セーブに阻まれ、0―0で前半を折り返した。しかし、後半2分に神戸が均衡を破った。元日本代表FW大迫勇也がペナルティーエリア内でボールをキープ。左から走り込んできたFW宮代大聖がフリーでパスを受けると、中央へ切り込み右足を振り抜いた。先制ネットを揺らし、「落ち着いて蹴られた」とプロ6年目で自身初の2ケタ得点に到達。10ゴール以上は大迫、MF武藤嘉紀に次いでチーム3人目。J1での2ケタ得点者3人は2016年(ペドロジュニオール、レアンドロ、渡辺千真)以来、8年ぶりとなった。
1点リードの後半8分には右CKからMF扇原貴宏が上げたクロスに、DF山川哲史が頭を合わせ、追加点。2点を奪い、逃げ切った神戸が首位の座を奪い、クラブ史上初の連覇へ望みをつなげた。