ジャイアンツのブレーク・スネル投手がジャイアンツとの2年契約を解除し、フリーエージェントになったと1日(日本時間2日)、米大リーグ公式サイトが伝えた。
31歳のスネルはオフで契約がなかなかまとまらず3月になってジャイアンツと総額6200万ドル(約95億円)の2年契約を結んだ。契約にはオプトアウト(契約解除)の条項もあり、それを行使した。
開幕直後は合流が遅れたことに加え、左内転筋挫傷、左鼠径(そけい)部の張りで2度の負傷者リスト入り。しかし、8月2日レッズ戦でデビュー202試合目で初の完投試合をノーヒッターで飾るなど、復帰後は80回1/3イニングを投げて防御率1・23、奪三振114、四球30、被打率1割2分3厘と圧倒的な成績を残した。
メジャーでの9シーズンで211試合に先発し、防御率3・19、9イニング換算の奪三振率11・2は1000イニング以上の投手では史上最高記録となっている。佐々木朗希、菊池雄星ら日本人投手の名前も挙がっているメジャーのFA市場で最大の注目投手となりそうだ。