今季の学生3大駅伝第2戦、全日本大学駅伝は3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴールの8区間106・8キロで行われる。大会を特別協賛する長谷工グループは、出場校に各校のユニホーム、タスキと応援メッセージをペットボトルにデザインしたミネラルウォーター24本入り6ケースをプレゼントした。全チームの選手、監督に大好評だった。
今季開幕戦の出雲駅伝(10月14日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)は歴史的な大熱戦が展開された。国学院大の平林清澄(4年)、駒大の篠原倖太朗(4年)、青学大の太田蒼生(あおい、4年)という3強のエースたちによるアンカー対決が実現。大阪マラソン(2月25日)で日本学生最高記録の2時間6分18秒で優勝した平林が無尽蔵のスタミナを見せつけて優勝のゴールテープを切った。
全日本大学駅伝でも国学院大、駒大、青学大の「3強」を中心に激しい優勝争いが展開されることが予想される。出雲駅伝4位の創価大、同6位の早大、同7位の城西大、さらには今年の箱根駅伝13位で出雲駅伝には出場できなかった中大なども序盤に流れに乗れば優勝争いに加わる力を持つ。
大学駅伝連勝を目指す国学院大の前田康弘監督(46)は「序盤は、大混戦になるでしょう。特に2区にはレベルの高い選手が集まっています。出雲駅伝でトップ争いした駒大、青学大のほか、創価大、中大、東京国際大、早大も強い。絶対に序盤に乗り遅れないことが大事です。中盤から終盤はやはり、駒大、青学大がライバルになると思います」と全チームのオーダー表を凝視しながら冷静に話した。6年ぶり3度目の優勝を狙う青学大の原晋監督(57)も「出雲駅伝と同じく国学院大、駒大とアンカーまで勝負がもつれるでしょう」と「3強」による熱戦を予想した。