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2区区間賞の青学大・鶴川正也「“ドラマチック大作戦”成功させましょう!あっ“イーゴ大作戦”も」全日本大学駅伝

スポーツ報知 2024年11月3日 9時37分

◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 大混戦のまま突入した2区(11・1キロ)で、展開が一転。創価大の吉田響(4年)が5キロを13分52秒のハイペースで飛ばし、先頭集団は一気に絞られた。今季開幕戦の出雲駅伝(10月14日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)でも2区で圧倒的な区間賞で首位に浮上した吉田響は5キロを13分52秒で通過。7キロ過ぎまで吉田響に対応できた選手は、青学大の鶴川正也(4年)だけ。壮絶なラストスパート合戦で鶴川が競り勝ち、区間賞を獲得。青学大が首位に浮上した。

 鶴川は「区間賞を目標にしていたのでホッとしています。トップで渡して、後ろと差をつけることも目標にしていたので、出雲のリベンジができたと思います」とすがすがしい表情。デッドヒートを繰り広げた吉田については「吉田響くん、本当に強くて、僕はまだまだ弱い。引っ張ってもらうことになってしまいましたが、次に一緒に走る時には僕が前に出る展開もしっかりやって、一緒に強くなっていきたいと思いました」と話した。

 6年ぶり3度目の優勝を狙う青学大の原晋監督(57)は、学生3大駅伝恒例として今大会は“イーゴ大作戦”を発令。イーゴは、ワシ(イーグル)をモチーフにした青学大の公式マスコット。原監督は「青学大駅伝チームも力強い翼を持ったイーゴのように『いいゴール』に向かって走ります」とダジャレを交えて力強く宣言していた。しかし、区間賞インタビューの最後に、鶴川は「出雲は負けたんですけど、全日本、箱根、絶対に勝って、“ドラマチック大作戦”成功させましょう!」と宣言。「あっ、監督が言っていた“イーゴ大作戦”も、です」と笑った。

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