◆卓球 全日本選手権カデットの部 最終日(3日、長崎県立総合体育館)
女子13歳以下シングルスで小学4年の鈴木希華(ののか、マイダス)が8強に入った。この日は5回戦で橋本葵(トップピンポン)に3―1で勝利。準々決勝は1学年上の松島美空(京都カグヤライズ)に0―3で敗れたが、堂々のランキング入り(8強)となった。
今大会は初戦の2回戦で15歳以下のWTT世界ツアーで優勝経験もある佐久間結生(貝塚二中)を3―0で勝利し、4回戦は女子ダブルス優勝の南芹那(木下アカデミー)に3―1と、中学生の実力者を次々と破った。「目標は佐久間さんと南さんに勝ってベスト8に入ることだった。目標を達成できたからうれしかった」と振り返った。
松島美との準々決勝は出足からサーブが効き、第1ゲームは6―2と先行したが、次第に強打に押され、挽回された。小学校時代に一度は勝ちたいと目標を掲げる松島美とは4度目の対戦。ストレート負けとはなったが「今までで一番、点数も競っていたり、内容も良かった」と手応えを感じる一戦にもなった。
今年は7月に全農杯全日本選手権カブ(小学4年以下)の部で優勝するなど、飛躍の1年を過ごしている。パリ五輪女子団体銀メダルの平野美宇、張本美和(ともに木下グループ)に憧れる10歳は「将来はオリンピックに出られる選手になって、金メダルを取りたい。世界で1位になりたい」と意気込んだ。