ウエスタン・リーグのくふうハヤテのトライアウトの2次試験が3日、静岡・ちゅ~るスタジアム清水で行われた。この日からNPB出身選手らが参加。静岡商高出身で、DeNAから戦力外通告を受けた高田琢登投手(22)が参加した。
最速150キロ左腕は、シート打撃で、打者3人を二ゴロ、二飛、左飛で打ち取り、わずか7球で三者凡退に抑えた。対戦した打者はいずれも左打者で、持ち味のクロスファイアーはいかせなかったが、ストライク先行で攻めてアピールを果たした。「三振を取りたいと思っていたので、投球の出来は(100点中)60、70点です」と、厳しい自己評価を下した。
静岡市出身で、静岡商ではエースとして3年夏に、県代替大会でベスト4に進出に貢献。20年のドラフト6位でDeNAに入団。高卒4年目の今季は目標に、1軍デビューを掲げていた。シーズン序盤にインフルエンザに感染したことで調整が遅れ、2軍戦で13試合に登板し0勝4敗、防御率を8・55だった。「1軍の舞台で投げられなかったというのが心残り」。後半から調子の良さを感じていただけに、悔しさをにじませた。今後は14日の12球団トライアウトの参加を予定している。「まずは12球団に残ることを目標に頑張っていきたい。野球が続けられる限りは続けていきたい」と話した。
今回のくふうハヤテのトライアウトの合否は今月末をめどに個別に連絡される見通し。