◆卓球 全日本選手権カデットの部 最終日(3日、長崎県立総合体育館)
女子13歳以下シングルスは前回2位で中学1年の瓜生日咲(ひさ、木下アカデミー)が初優勝を飾った。準々決勝から3試合連続でフルゲームを制し「昨年度の大会で2位だったので、今年は絶対優勝しようと思って臨んできた。優勝できてうれしい」と喜んだ。
決勝は昨年準決勝に続いて11歳でTリーグでプレーする松島美空(京都カグヤライズ)と対戦した。カット打ちを強化してきた相手にゲームカウント0―2と追い込まれ「結構厳しいなと思ったけど、普段教えてくれているコーチやサポートしてくれる方に今回優勝して恩返ししたいなと思った。諦めないで最後までやれた」。相手の質の高いサーブに、根気強く厳しいレシーブを送って流れを変え、3ゲーム連取で逆転勝ちを決めた。
今春に進んだ木下アカデミーではカット主戦型ということもあり、トップチームに所属する平野美宇、張本美和、木原美悠らの対策練習の相手を務めることもある。「質の高いボールを受けることで小中学生のボールを返しやすくなった」。恵まれた環境も生かして成長し、優勝につなげた。