◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)
青学大の原晋監督(57)は学生3大駅伝恒例として「イーゴ大作戦」を発令して6年ぶりの優勝を狙ったが、3位に終わった。イーゴはワシ(イーグル)をモチーフにした青学大の公式マスコット。「イーゴ大作戦は60点。途中まで良かったが、終盤、違う方に飛んでしまった」と冗談交じりにレースを振り返った。
2区の鶴川正也(4年)が区間賞で首位浮上。4区で黒田朝日(3年)が区間新記録で独走に。7区は太田蒼生(4年)が国学院大の平林清澄(4年)とのエース対決で引き分け、首位を死守したが、アンカーの塩出翔太(3年)が区間15位と苦戦し、3位に後退。「先頭でタスキを受けたのに、ふがいない走りで…。申し訳ない気持ちです」と塩出はがっくり肩を落とした。
ただ、まだ箱根路で挽回のチャンスは残っている。「距離も延びるし、2区間増えるし、山の特殊区間もありますから」。原監督は得意の箱根路で2年連続8度目の優勝に意欲を示した。(竹内 達朗)