◆SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(3日・横浜)
2連敗からの3連勝で王手をかけていたDeNAが、ソフトバンクに快勝して4連勝で、1998年以来26年ぶりとなる日本一を決めた。レギュラーシーズン3位から日本一になるのは2010年のロッテ以来14年ぶり2球団目で、セ・リーグ球団では史上初の快挙となった。日本一が決まった瞬間、三浦大輔監督はベンチで号泣した。
「5番・左翼」でスタメン出場した筒香嘉智外野手(32)は、2回に先制ソロを放つと、5回にも走者一掃の3点適時二塁打を放つなど、5打数2安打4打点の大暴れ。シリーズの優秀選手賞に輝いた。筒香は「僕がどうこうというより、このチームが日本一になれたことに非常によろこびを感じています。もちろん最高でしたし、この味わった方にしか分からない景色だなという思いは沸きました。(先制弾は)記憶には残るホームランになると思います」と喜びを口にした。
19年までDeNAでプレーしたが、20年からはメジャーでプレー。マイナー生活も長く、今年4月にDeNAに戻った。4月の会見では「(3月に)ジャイアンツを退団して、日本に復帰するモチベーションが上がらなかったのは事実」と口にしながら「自分の頭を整理していく中、一番僕のモチベーションとなるのが横浜で優勝を目指すということ」と宣言。1998年から遠ざかっている頂点が古巣復帰決断の理由のひとつだった。
今後へ向けては「(リーグ)優勝出来なかったのは、必ず理由があると思う」と話し、来季のリーグ優勝を早くも見据えていた。