◆フィギュアスケート ▽西日本選手権 第2日(3日、愛知・日本ガイシアリーナ)
12月の全日本選手権(大阪)の予選を兼ねて行われ、男子フリーはショートプログラム(SP)首位で、37歳の織田信成(大阪スケート倶楽部)が、フリーも1位の146・08点、合計228・12点で優勝。11年ぶりに全日本への切符を手にした。
2010年バンクーバー五輪にも出場した織田は、13年に引退し、22年秋に復帰。前戦の近畿選手権では、今季限りで2度目の現役引退を表明し、「膝関節的にちょっと今シーズンが限界かなと」と説明していた。
昨季は10年ぶり全日本を懸けた西日本選手権で優勝するも、競技復帰に必要な「復帰届」が未提出のため出場資格が認められなかった。今季も「現役続行」を決断した。2度目の競技人生も今回が“ラストチャンス”。37歳が、11年ぶりに全日本の舞台に帰ってくる。
SP4位の片伊勢武アミン(関大)が合計206・45点で2位、SP5位の中村俊介(木下アカデミー)が合計198・38点で3位だった。